令和４年４月１日から成年年齢が１８歳になります。未成年の場合は親権者が同意せずに締結した契約については、民法で定められた取消権により、親権者が契約を取り消しをすることができます。
しかし、成年になると自分自身の判断で自由に契約することができるようになる一方、取消権の対象ではなくなり、それが不利な契約であったとしても契約を締結した場合には成人（大人）として扱われ契約内容に対しては自分自身で責任を負うことになります。
実際の契約では、誰が月々の家賃を支払うのかということが焦点であり、予備校生や大学生等のように収入のない人が借主となることは貸主も認めないでしょう。ですので家賃を支払うのが親権者であれば、親権者が借主となって入居者を本人とする方が良いかと思われます。
不動産賃貸における審査では、保証会社の審査と大家さんの審査があります。保証会社の審査は入居者が家賃を支払い続ける能力があるかどうかを見るので、仮に学生で資産も収入もない場合には審査に通らない可能性があります。
不動産の契約では難しい言葉も多く、すぐには理解できない場面もあるでしょう。大人になっても同じですが、分からない時は立ち止まり相手のペースに流されずに、わかるまで質問した方が後の自分の為となります。
旅立ちの春です。船出の皆様へ大きなエールを送ります！！
